焼き芋にするのは根っこである芋部分(?)ですが、実はさつま芋の茎や葉っぱを食べる事が出来る事を知っていますか?
今回はその辺りをお伝えします!
そもそも基本的には根の部分しか売ってない
さつま芋は養分を蓄えて、太って大きくなった根(塊根と言います。)を食用としています。焼き芋にして食べたり、スーパー等の店頭に並ぶ部分ですね。
さつま芋の茎や葉っぱは、あくが強く、苦味もあるので、野菜として食べるにはあまり向いていないので販売される事は滅多にありません。
(沖縄ではさつまいもの茎や葉っぱを含んだつる先を「カンダバー」と呼んで販売されているそうです。)
もちろん、さつま芋の茎や葉っぱも、うまく処理すれば食べれない事はないですし、実際に江戸時代等では芋も茎も葉っぱも食べれる食材として重宝していたようです。
それに、栄養成分の観点から見ると、食物繊維が多く、ビタミンやミネラルなどを豊富に含んでいますので出来れば食べたいですよね。
品種によって食べる事が出来る
そこで、開発された品種が「すいおう」「エレガントサマー」です。
こちらの品種はあくや苦味がなく、茎や葉っぱを食べられるようにしたさつま芋の品種です。
緑色の葉っぱにはポリフェノールが豊富に含まれていますので、野菜として調理するだけではなく、青汁やお茶にするなど利用範囲も広くなっています。
販売しているのは茎や葉っぱだけですので、もしかしたらさつま芋と知らずに食べている可能性が有りますね。
また、「エレガントサマー」は芋部分も食べれるのですが、「すいおう」はあまり美味しくないので、焼酎の原材料にされたりするそうです。
さつま芋は余すところなく食べれる食材ですね!